自己紹介

自分の写真
豊後高田市, 大分県, Japan
アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。

2012年4月25日水曜日

命、革まる

5月5日、日本中の原発がついに停止する。私が住む九州はだいぶ前から原発なしだし、仲間の暮らす沖縄にしても原発なしで問題なく暮らしている。市民はこのシンプルな事実をしっかり噛み締めるだけで、原発の不必要性を肌で感じられる。泊原発の3号機が止まったとしても、日本に停電は起きないし、パニックも起きない。
では、なんのための原発?
福島の大地が「フクシマ」として知られ、農家が自らの命を絶つような現実は一体なんのため?311から得た気付きを糧にする為にもまずはシンプルな事実を噛み締める必要があるのだと思う。

「原発はうんざり。社会を変えよう。持続可能な社会を。子どもたちを守ろう。。。」
これらの声ははっきり良く聞こえる。日本中でたくさんの人々が本気で動いている。311を機に幸せを生み出そうとしている。この列島に新しい命が吹き込まれる必要があると感じている人が多くいる。

命は革まるのだと思う。
ボブマーリーは革命を起こした。
南アフリカの人々は革命を起こした。
ナガサキ、ヒロシマ、オキナワ、フクシマを知るこの列島の革命はどんな香りがするのだろう。The revolution will not be televised.







2012年4月22日日曜日

緑の鯉のぼり



外はすごい風が吹いている。

昨日は長安寺に登り、シャクナゲの美しさに圧倒された。花の美しさに圧倒されたのは、産まれて2回目。1回目がいつだったかは覚えていないのだが、圧倒された覚えはある。。。是非、長安寺にご参拝を。


春はなんとも気持ちがいい。この季節にうまれて良かった。
桜も終わり、国東は鯉が雄大にのぼり始めている。
今年は緑の鯉がのぼるらしい、緑に包まれた青い地球を!

http://greenactive.org/koimidori.html




2012年4月15日日曜日

野花

久しぶりに家の作業をした。草はどんどん生えるが、今年の春は花を楽しむことにした。これこそ花見。桜もいいが、野花は本当に美しい。
草刈りはもうちょっと草ボーボーになってからにしよう。今日はたまっていた薪を切り、家の周りの木を数本切らせて頂いた。新芽を出している木を切るのはつらい。

作業の途中でチェーンソーオイルを借りに家を出たら、制服姿のおいちゃん連中が愉快に宴会している。部落の消防団だ。「アントンさん!ちょっと飲んでいかんかえ!」。。。
お酒は飲めないが、ベロンベロンに酔ったおいちゃん達とコミュニケーション。
ただ飲み、笑い、食う。
善し悪しはさておき、これが彼らにとって「無」になる時間なのかもしれない。

現代社会の荒波の中で、効率の悪い時間。何も達成しない時間。
ただ、自分がそこにいる、ここに在ることを味わう時間は豊か豊か。


2012年4月7日土曜日

無動寺


安らぎを与えてくれる仏さん。
そんな仏さんが国東に数多くいる。今朝は富貴寺で座禅をくませて頂き、並石ダムから長安寺にのぼり、真玉の海岸を望んだ。ミツマタの美しい季節だ。お寺に来る度に家の庭のことを考えてしまう。「帰ったら、これをしよう」「あの場所にこの花を植えよう」理想の庭は頭の中で描けてきている。しかし、何年もの月日をかけて、愛を込めて花を植え、草木を剪定してきたのだろう。なにかに、時間をかけること。ひとつのことに真心を注ぐこと。ファストな現代社会では得られないようだが、時間も自らの捉え方によって変容する。

長安寺から天念寺に下り、川中不動に手を合わせ、桜並木に心がはずんだ。鬼会の里ではおばちゃん手打ちのそばをいただき(行く度に美味しくなっている!)、いざ無明橋へ!

その後、無動寺を参拝した。無動寺は地味で小さなお寺だが、わたしのお気に入りの場所のひとつ。なにせ、御堂の薬師如来、大日如来、そして不動明王がすばらしく美しい。お不動さんは珍しく胡座をくんでいる。写真がないのが残念だが、大切な人と訪れてほしい場所のひとつ。