自己紹介

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豊後高田市, 大分県, Japan
アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。

2013年12月9日月曜日

MANDELA

無事に福岡と豊前でのトークが終わった。楽しい時間をありがとう。



12月5日、ネルソン マンデラが亡くなった。南アフリカの父として親しまれ、アパルトヘイトに反対する運動を国内外に発信した。1964年には国家反逆罪で27年間投獄された。27年間。
1994年には南アフリカの大統領に就任し、民族間の和解と対話に向けた政策をすすめた。

ネルソン マンデラを連想する時に、多くの人は彼の笑顔を思い浮かべるのではないかと思う。27年間不当な理由で刑務所で過ごしたにも関わらず、彼から憎しみの言葉はでてこない。無論、人々は彼を聖人と呼ぶ。ぼくもそんな風に思う。しかし、彼は常に強調して言うのだ。成し遂げられた多くの事柄は決して彼自身のものではなく、ひとつの共同体としての功績なのだと。ヒーローではないと。

1990年、釈放されたその年に彼は世界を飛び回り各地で支援を求めた。
立ち寄った先のひとつがここ日本。
まったくの躊躇もなく、その場に行くことを決めたぼくの母はこの歴史的な時を娘と共有したいとの思いで、彼女の中学校の担任に相談した。ぼくの姉の担任も素晴らしい機会だと母に共感し、学校を休んで東京に行くことに同意した。

ぼくたちは幾度となく、平和な世の中を築こうとする先人に出会う。
かれらの言葉や行動は次第にぼくらのものとなり、ぼくらに力を与えてくれる。
そして、気づかせてくれる。
Be the change you wish to see in the world. 
ぼくたちが変化になるんだ。